アドバイス

「高校生物基礎・生物」目的別おすすめ参考書・問題集by管理人シカマル

目次

はじめに

今回は、高校生物基礎・生物を勉強するうえで役にたつ参考書・問題集を紹介したいと思います。生物基礎と生物において目的別に紹介しています。なお、Amazonのリンクを貼っているので、欲しい場合はそのリンクを開くとよいでしょう。

なお、偏差値などに触れていますが、学習の成果を保証する記事ではないことは、お断りしておきます

一番のおすすめはリードαやセミナー!

残念ながら市販されていないリードαとセミナー…

生物基礎だけだとしても生物まで学ぶとしても、生物基礎・生物を学ぶうえで一番おすすめしたい問題集は、“リードα”か“セミナー”になります。

管理人は、高校生時代は“リードα”で勉強し、大人になって塾で生物の講師をしていたときは、加えて“セミナー”も使っていました。今でも最新年度版を買い、高校生が学ぶ問題のスタンダードを研究するために使っています。

ただ、このリードαとセミナーは学校専売の問題集であり、市販されていません。なので、普通の方法では買うことができないのです。手元になくてどうしても買いたい場合は、学校の先生に頼むのが一番です。自分で教科書を扱う本屋に出向いて買う方法もあるのですが、教科書取り扱い書店では別冊の解答・解説をもらうことができません。なので、学校の先生に頼んだ方がよいのです。

入手困難なリードαとセミナーですが、管理人が気に入っているポイントがいくつかあります。それは、

  • 問題は基本から応用まで対応している
  • よく網羅している
  • この問題集だけでも偏差値60くらいまでは見込める

というようなかんじです。管理人の経験で言えば、リードαだけで生物の偏差値65を取った生徒もいれば、セミナーを使っただけで生物の偏差値が30から55まで上がった生徒もいます。それだけの良書なのです。

Amazonで中古本として売られているものを目にすることがありますが、最新年度でない場合が多いです。毎年傾向が変わる入試では最新年度の本を入手することが大事だと思うので、中古で買うことはあまりおすすめしません。

ちなみに、リードlightノートというものが数研出版から出版されていて、これは本屋で普通に入手できます。別冊の解答・解説も付いてきます。ただし、リードαよりもより基礎的な内容なので、到達できる偏差値は50~55程度だと思っています。

同じような問題集を買いたければ「エクセル生物総合版」!

どうしてもリードαやセミナーと同様の問題集を求める場合は、エクセル生物総合版をおすすめします。エクセル生物総合版は、教科書会社の実教出版が出版している問題集です。ちなみに、リードαは数研出版、セミナーは第一学習社という教科書会社が出版している問題集でした。また、教科書会社の啓林館はセンサーという問題集を出版しています。

ただ、エクセル生物総合版には欠点が2つあります。1つは、生物基礎と生物が分かれていない点です。つまり、生物基礎だけを学ぶ人にとってはどの問題が生物基礎なのかわからないのです。もう1つは、出版日が2015年3月1日でそれから更新されていない点です。リードαやセミナーは、ほぼ毎年度改訂し、問題の内容も少しずつ変えています。しかし、エクセル生物総合版は2015年の情報で止まっているのが欠点なのです。

とは言っても、リードαやセミナーなどと同様網羅性は極めて高いです。気になる方は買ってみてもよいと思います。ただし、もう一度言いますが生物基礎のみしか必要ない方は買わないほうがよいです。

「高校生物基礎」編

教科書の内容をもっとかみ砕いて知りたい場合

紹介するのは、生物基礎の内容をかみ砕いて説明した以下の一冊です。

タイトルにあるように、はじめから丁寧に学びなおしたい人にとっては最適の一冊です。丁寧に解説されている割には内容の網羅性も高く、参考書としての完成度は極めて高いと思います。教科書を読んでも内容を理解できない人や要点がわからない人にとっては、格別の一冊となるでしょう。ただし、演習問題はあまりないので、別個に問題集があるとよいです。

生物基礎を学ぶどんな人に対しても、管理人のおすすめ度は★5になります。

教科書の簡単なまとめがほしい場合

紹介するのは、生物基礎の要点だけまとめた一冊になります。

要点をコンパクトにまとめた一冊になるので、テスト前や模試の前に確認すると点を取りやすくなるかもしれません。この本の厚さはそんなにないので、とりあえずこの本に書いてある要点を覚えることも勉強方法としてはありだと思います。ただ、教科書から要点のみを抽出した一冊なので、教科書に比べると網羅性は下がります。つまり、センター試験など教科書の中のあらゆる要素が問題になるようなテストでは、この一冊では不足するところがあります。

軽くて持ち歩きやすい点がメリットで、網羅性が教科書に比べて劣ることを考慮すると、管理人のおすすめ度は★3.5になります。

記述問題を解きたい場合

紹介するのは、記述形式の問題集になります。

生物基礎単独の記述形式の問題集は、あまり多くありません。その中で、特に使いやすいのが、この一冊になります。この本は、適度な薄さで演習にかかる時間を節約でき、かつ記述スタイルの問題を解くことができます。

他にも記述形式の問題集はありますが、単純に語句を埋めるだけだったり、内容にミスのあるものだったり、解説が不十分だったりで、おすすめできるものはこれが一番です。

計算問題やグラフの問題に弱い場合

紹介するのは、計算問題とグラフ問題に特化した一冊になります。

本の内容は、計算問題とグラフ問題を丁寧に解説したものです。例題、練習問題、応用問題というかんじで取り扱っている問題の量も多く、演習を目的とする場合は非常に役立ちます。典型的なテーマの問題を扱っているので、この一冊で計算・グラフに関しては偏差値60程度まで見込むことができます。

ただ、この本は生物基礎だけでなく生物の問題も取り上げられています。なので、生物基礎のみを必要とする人にとっては、少し損をする買い物になります。それでも計算やグラフが苦手の場合には、非常に役立つ一冊だと管理人はおすすめします。

なので、管理人のおすすめ度は★5です。

センター試験のような問題を教科書順で解きたい場合

紹介するのは、センター試験みたいなマーク式問題でありながら、教科書の内容順に問題が掲載されている一冊です。

センター試験で生物基礎を選ぶ人のほとんどが文系でしょう。文系の学生は文系科目に力を注ぎたくて理科基礎の生物基礎にあまり時間を割きたくないのが本音だと思います。模試で30点/50点くらい取れている文系の学生なら、演習をこなす方が得点が上がりやすいと思います。演習しながら自分に不足している知識を吸収していくやり方です。そんなあなたには、このような演習系の問題集が合っていると管理人は思います。

ちなみに他にも以下のような問題集があるので、本屋で見てみてはどうでしょうか。

センター試験のような演習をしたい場合

センター試験のような問題の演習をしたい場合は、各予備校が出版している問題集を買って演習するとよいと思います。

上の一冊は河合塾のものです。この一冊で4回分の問題演習と2回分のセンター試験過去問演習ができます。4回分の問題演習の内容は2017年度の河合塾の模試のものであり、センター試験過去問は直近の2回分になります。

センター試験のような問題の演習を行うメリットはたくさんあります。時間配分を考える能力、スピードを意識して問題を解く練習、マーク形式に慣れる練習などが挙げられます。なので、センター試験を受験する人は必ずこのような問題集を解いておいた方がよいです。早く取り組めば、その分模試の結果にも反映されやすいでしょう。

というかんじで、管理人のおすすめ度は★5です。

なお、理科の基礎科目に関しては、2教科版も販売されています。

ちなみに、他の予備校からも出版されています。管理人としては河合塾がバランスがとれている意味で一番おすすめですが、他にもたくさん演習してみたい場合は、以下のものを購入してみてはどうでしょうか。

「高校生物」編

教科書の簡単なまとめがほしい場合(偏差値~55)

紹介するのは、生物の要点だけをまとめた一冊になります。生物基礎で紹介したものの高校生物版になります。

要点をコンパクトにまとめた一冊です。コンパクトなので持ち運びに便利で、どこでも勉強しやすい一冊になります。また、要点がよくわかるので、教科書のどこが大事なのかわからない人にとっては良い一冊だと言えます。ただ、教科書から要点のみを抽出した一冊なので、教科書に比べると網羅性は下がります。なので、この本で勉強したあとはもう一度教科書に戻って勉強しなおすとよいでしょう。

難易度が高い生物をコンパクトにまとめた点がメリットで、網羅性が教科書に比べて劣ることを考慮すると、管理人のおすすめ度は★4.0になります。

より詳しいまとめがほしい場合(偏差値55~)

生物でより詳しいまとめがほしい場合は、この2冊のうちのどちらかをお勧めします。

高校生物で高みを目指す場合、知識を網羅することは必須です。なので、網羅された内容がよくまとまっている本を一冊手元に置いておくと勉強がはかどると思います。

「知識の焦点」も「最強講義」もどちらも網羅性は極めて高いですが、少々違いがあります。例えば、

  • 知識の焦点:フルカラー、「である」調、約550ページ
  • 最強講義:三色刷り、「ですます」調、約800ページ

ページ数が大きく異なりますが、内容に大きな違いがあるわけではないので、自分の肌に合った方を選ぶとよいと思います。ちなみに、管理人は知識の焦点の方が肌に合いました。

まとめの本を手元に置く場合としては、おすすめ度は★4.5です。

計算問題やグラフの問題に弱い場合

紹介するのは、計算問題とグラフ問題に特化した一冊になります。生物基礎で紹介したものと同じです。

繰り返し説明すると、計算問題とグラフ問題を丁寧に解説したものです。例題、練習問題、応用問題というかんじで取り扱っている問題の量も多く、演習を目的とする場合は非常に役立ちます。典型的なテーマの問題を扱っているので、この一冊で計算・グラフに関しては偏差値60程度まで見込むことができます。

生物基礎の内容も含まれているので、生物しか必要のない人にとっては少し損な買い物になります。ただ、計算・グラフに特化した参考書はこの一冊だけなので、かなり役に立つと思います。

なので、管理人のおすすめ度は★5です。

論述問題の演習をしたい場合

紹介するのは、論述問題に特化した一冊になります。

この本では65個の記述・論述テーマが取り上げられています。1つのテーマにつき解説が2ページあるので、勉強する人にとっては取り組みやすいと思います。取り上げられているテーマのほとんどが典型論述なので、模試や入試でとても役に立つはずでしょう。ただし、考察系の論述があまりないので、考察論述を鍛えたい人は他の参考書を取った方がよいかもしれません。

実験問題や考察問題の演習をしたい場合

(準備中)

センター試験のような実践問題の演習をしたい場合

センター試験のような問題の演習をしたい場合は、各予備校が出版している実践問題集を買って演習するとよいと思います。

個人的には河合塾を一番バランスが取れているという理由でおすすめします。内容は、5回分の実践演習問題と直近2回のセンター試験です。

センター試験を受けるからには、センター試験のような問題の練習をすることは欠かせないです。時間配分、スピード、マーク形式など、慣れないといけない要素はたくさんあるので、センター試験の数か月前には解いておきたいです。また、より早く取り組むことで模試の成績もよくなるかもしれません。

なので、管理人のおすすめ度は★5です。

ちなみに他の予備校からも以下のようなものが出版されています。

センター試験の過去問がほしい場合

センター試験の過去問がほしい場合は、以下の2冊のどちらかになるでしょう。

センター試験の過去問はベストセラーになるほどよく売れますが、管理人は受験生にはあまりおすすめしません。センター試験の問題は、過去に出題された問題と同じものが出ることはめったにないので、実践問題集を解いた方がよいと思っています。なので、1つ上の見出しの実践問題を解くことをおすすめします。

二次試験のような問題の演習をしたい場合(~偏差値50)

紹介するのは、二次試験のような記述問題の演習ができる問題集のうちの偏差値50未満の学生さん向け一冊です。

本のタイトルにあるように、基本問題を取り扱っています。なので、この一冊で到達できる偏差値は50程度までかなと管理人は思っています。偏差値50未満の人で基礎・基本が身についていない人は、この一冊を手に取るとよいでしょう。

二次試験のような問題の演習(偏差値50~55)

紹介するのは、偏差値50~55程度の学生さんで、かつ記述形式の問題がほしい方向けの一冊です。

偏差値50~55くらいの学生さんの中には、少し勉強するとあっという間に偏差値を伸ばす人もいます。意識して早く成長したいあなたには、あまり厚みのないわりに適度な難易度があるこの一冊がおすすめでしょう。この一冊は書き込みスタイルなので、実際に書き込んでいって間違ったところを記録しておき、あとの復習素材とするのがよいと思います。

もっと記述問題らしいものを選びたい学生さんには、次の一冊がおすすめです。

この本は、扱い方にやや癖があります。問題は、必修基礎問題73問、実践基礎問題25問、演習問題と別れており、偏差値50~55の人は必修基礎問題と実践基礎問題だけで十分です。演習問題は、偏差値60~70の学生さんが解くような難問になっているので、必修基礎問題と実践基礎問題を解いてなお余力があるor実力をもっと伸ばしたい場合のみ、解けばよいと思います。

二次試験のような問題の演習(偏差値55~65)

偏差値55以上にもなると、そこそこの演習量が必要になってきます。そんなあなたにおすすめしたい本は、2冊あります。どちらも駿台の伊藤和修先生が編集した本です。

まずは、駿台が出版している人気で定番の問題集です。

この本の問題量は140くらいで、センター後の一カ月で取り組むには程よい量だと思います。また、解説が充実しているので、非常に学びやすいです。管理人のお師匠様だった先生は、この一冊をセンター試験後に生徒に渡していました。お師匠様も扱いやすいと思っていたようです。

もう一冊は、生物の良問問題集になります。

この本の特徴は問題数で、287問と非常に多く、よく網羅されています。また、確認問題、必須問題、レベルアップ問題と別れているので、自分の力に合わせた学習ができるのも特徴です。解説の厚さは問題冊子と同じ厚さがありますが、ある程度力があることを前提とした解説内容になっていると管理人は思います。生物の問題集としては管理人が一番おすすめしたいものですが、なにぶん問題量が多いので、センター試験後から演習する場合は間に合わないかもしれません。もし使う場合は、計画的に扱いましょう。

偏差値65以上の方向け

偏差値65以上ともなると、受験する大学の難易度に合わせた学習をするのが一番です。過去問はほどほどに解き、入試傾向を分析するとよいでしょう。記述、論述、計算、実験など、どのような問題を演習しておくべきかを知り、最低限の努力をすればよいのではないでしょうか。

それでも飽き足らず成長したい方には、この一冊がおすすめです。

標準と書いてあると偏差値50程度のことを指すのかと思いますが、この本はかなりハイレベルです。より高みを目指したい場合は、この一冊はいかがでしょうか。

大学入学共通テストのプレテストの解説がほしい場合

平成32年度からは、センター試験ではなく大学入学共通テストに変わります。平成29年にプレテストがあり、その内容を解説した一冊になります。

今年(2018年)はセンター試験なのでまだ関係ありませんが、今年入学した高校1年生は大学入学共通テストに変わります。プレテストを踏まえると試験の内容は大幅に変わるようなので、どのように対策するか知っておくことは必須だと思います。

大学入学共通テストっぽい問題を解きたい場合

紹介するのは、大学入学共通テストのプレテストであったような思考力を鍛えるための問題集になります。

つい最近発売された一冊です。詳しくは調査中ですが、難関大学の良問をまとめた一冊のようです。1年生が解くにはかなり難しいと思うので、2年後(平成32年)の夏くらいから注目を集める一冊になるかもしれません。

「メンデル遺伝」編

理解から演習までこれ一冊でO.K.!

紹介するのは、遺伝の問題だけに特化した一冊です。

メンデル遺伝は、教科書での扱いがかなり薄くなりました。しかしながら、入試では現在でも頻出のテーマです。なので、高校生物を入試で選択するならば必ず解けるようになっておきたいですし、また生物基礎のみの人でも受験する大学でメンデル遺伝が頻出であるならば解けるようになっておきたいです。そんな人に対しては、この本は最良の一冊だと言えるでしょう。なお、一冊全部終えなくてもよいです。管理人の主観では、STAGE4を終えるところまでで十分だと思っています。STAGE5は難関大学受験者向けでしょう。

なので、管理人のおすすめ度は★5です。

より高みを目指したい高校生へ

東大を目指すなら過去問演習をしておこう!

紹介するのは、東大の過去問です。

この本は、東大の過去27年分の問題を教科書の順番に並びかえているものになります。問題数は80くらいあり、東大を受験する人は十分な演習を行うことができます。管理人もこの問題集を解きましたが、なかなか面白かったです。素直な問題が多く、深読みすると逆に解けない問題もありました。

偏差値70前後の人にとっては、よい問題集だと言えます。東大受験を考えている方のみに対して★5です。

教師以上に総合力を身に着けたいならこの一冊!

学校の先生を超えるようなマニアになりたい人におすすめの本です。

前年度の国立大学・難関私大の問題がたくさん載っています。多種多様な問題を演習することができ、この一冊を終えたときは教師を超える生物マニアになることができると思います。ただ、この本は解説が短いので、本当に実力がある人向けの一冊だと言うことができるでしょう。

ちなみにこの本は毎年出版されており、高みを目指す生物教師や塾講師にとっては必須のアイテムです。

総括

大学受験は、一種のゲームのようなものでもあります。自身の持つ目標に対して、いかに合理的にかつ最小の努力で合格を勝ち取ることができるかという点があるからです。なので、ゴールを決めたらそこから逆算し、必要な努力をすることが必須だと言えるでしょう。

参考書や問題集にはエッセンスが詰まっています。自分の目的に合った本を選ぶことが非常に大事です。今回の記事の内容を参考にしてもらえると幸いです。

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生物基礎のやるべき問題を記事にしました!

管理人セレクトの「生物基礎の問題やるべき集」を記事にしました。勉強の役に立ててください。

「高校生物基礎」生物基礎の計算・グラフ・実験の問題これはやるべき集※2018年8月9日記事作成開始、2019年4月30日⑨を更新。 塾講師経験のある管理人が、受験生に向けて、どんな生物基礎の計算問...

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